ARIA The NATURAL 第19話「その 泣き虫さんったら…」「その 乙女心ってば…」

 前回髪を切った藍華がメインの2本立て。

第19話-A「その 泣き虫さんったら…」

 短くし過ぎてうなじが冷えてしまったのか、夏風邪を引いてしまった藍華。
 そのまま寝込むこと3日……
 藍華は飽きてしまった。
 藍華「プリン食べたいなぁ。生クリームが乗ったヤツ」
 そこで、こっそり部屋を出て外出。
 普段着で歩くネオヴェネツィアはどこか新鮮で別世界です。
 藍華「なんかちょっとしたリゾート気分♪ 風邪をひくのも悪くないかなぁ……」
 とそこに晃さんのゴンドラが、あわてて隠れる藍華。
 藍華「ちょっとした冒険って感じよね」
 その後もネオヴェネツィアを思いっきり歩き回った藍華だったのですが……
 
 練習を終えて藍華の見舞いに来た灯里とアリスですが、中の藍華には「絶対に入室禁止だからね!」と拒否されてしまいます。
 しかし、アリスが扉を開けると……
 藍華「絶対に入室禁止って言ったのに~」
 と泣き出してしまいました。

 しばらくして落ち着いた藍華。
 藍華「あのね、プリンが悪いの。プリンのせいでこんなことになっちゃったの」
 藍華が話し始めた。

 藍華「風邪っぴき3日目に突入した私はこっそり抜け出して買い物したりジェラート食べたりして……」
 藍華「最初は冒険気分だったの、楽しかったのよ。でも……」

 灯里とアリスが2人で練習をしているところに出くわしたのでした。
 藍華(ちゃんと2人でも練習できてるな。関心関心♪)
 藍華(私がいなくても、世は事も無し、か)

 しかし気づいてしまいました。
 藍華「私が、いない」
 いつもならいるべきゴンドラの上、ほんの数メートル先なのに立ち入ることのできない壁。
 そこはまったく別の空間に見えたのでした。
 藍華「なんだか急に怖くなって、私はその場所から逃げ出した」
 部屋に戻ってベッドに戻る藍華
 藍華(違う、ここは違う。早く帰らなくっちゃ)
 藍華(早くあそこに帰らなくっちゃ……)


 藍華「そして気がついたら泣いてたってわけ」
 また涙ぐむ藍華
 灯里「うん、わかるよその気持ち」
 藍華「ホント?」
 灯里「うん!」

 ※ アリスは「????」ですが

 藍華「ということでお見舞いありがたいのですが」
 藍華「2人とも、とっとと帰れ」
 灯里「えー」
 藍華「いっぱい寝て、風邪とおさらばするの」
 藍華「今回の私は本気よーっ」
 灯里「今までのは本気じゃなかったの?」

 アリス「あのー、結局プリンは買えなかったんですか?」
 藍華「買えなかったわよ! すっかり忘れて帰ってきちゃったのよ。これが」

 アリスは持ってきた箱を出しました。
 アリス「あの、持ってきたプリンです」
 灯里「しかも生クリーム乗せ」
 アリス「一緒に食べませんか?」
 藍華「たべう~」


 結局3人でプリンを食べることに……
 藍華(泣き虫なところ、いっぱい見せちゃったけど……)
 藍華(風邪を引くのもたまにはいいかなぁ、なんて思ってしまう夏の終わりでした)

 
第19話-B「その 乙女心ってば…」

 それから2日、風邪もすっかり治った藍華。
 午後から3人での練習が再開です。
 しばらくぶりなのでしっかりやらなければ、と思う反面。
 この日の藍華にはひとつ思うことがあるのでした。
 新しいヘアピンににっこり笑顔。そして
 藍華「禁止よ、禁止!」
 自分に何か禁止したようです。

 藍華(自分で言うのもなんですが、私は結構しっかり者です)
 藍華(少なくとも、この2人よりはね……)

 久しぶりの3人で合同練習が始まります。
 藍華(朴念仁の後輩ちゃんは気を抜くとすぐに顔が怖くなったりガイドの声が小さくなるし)
 藍華(ボケボケの灯里も気を抜くとすぐにステキモード全開バリバリ発動の目移り放題)
 藍華(そう、この面子で合同練習の体を保っていること自体が一種の奇跡)
 藍華(これもひとえに、私がしっかり手綱を引き絞っているおかげ。それなのに……)
 藍華(今日の私は気もそぞろ……激しい衝動が朝から私を襲い続ける……)

 と、そのとき灯里とアリスが藍華のヘアピンに気がつきました。
 藍華「さぁ今度は私よ」
 藍華が漕ぐ番です。
 藍華(ダメよ藍華。禁止禁止)
 藍華(私がしっかり2人のお手本にならなくちゃ……)
 藍華(練習をちゃんとやり遂げなくちゃダメ)


 そこにお客様を迎えにいくアリシアさんとすれ違います。
 アリシア「藍華ちゃんかわいいヘアピンね」
 藍華「ありがとうございます」
 アリシア「それじゃあね」

 アリシアさんはそのまま行ってしまいました。

 灯里「良かったね藍華ちゃ……うわ、どどどどうしたの?」
 藍華はうりゅうりゅ泣いていたのです。
 藍華「ごめん、もうダメ……」

 一旦ゴンドラを止めて陸に上がる3人。
 アリス「もしかして、風邪よりも深刻な病に?」
 藍華「違うわよ」
 藍華は朝から自分を突き動かしている感情を話し始めました。
 藍華「あのね、ヘアピンが悪いの。このヘアピンのせいで私の心はてんやわんやの大騒ぎなの」
 アリス「でもそのヘアピンお似合いですよ」
 藍華「そりゃそうですよお気に入りですから」

 藍華が悩んでいたのはアル君のことでした。
 ショートヘアになってから一度も会っていなかったのです。
 藍華「朝、このヘアピンをつけてから、アル君にどうしても見てもらいたくなっちゃって」
 灯里「なんで話してくれなかったの? そんな大事なこと」

 何も言わずにうなずくアリス
 藍華「なかなか会う機会もなかったし、髪切ってからずいぶん経っちゃったから」
 地面をなぞる藍華の指。
 それをしっかりつかんで灯里は言いました。
 灯里「そのヘアピンが良いきっかけだよ」
 アリス「でっかい行ってこいです」


 藍華は合同練習から離れて、アル君のいる地下世界に向かうことにしました。
 その前に灯里はアリスの、アリスは灯里の注意点を伝えようとしますが、
 アリス「いいから早く行ってください」

 暗い水路の先、そこにあるエレベーターを下るとあるのが地下世界……
 藍華(正直新しい髪形をどうしてアル君に見てもらいたいのかわからない……)
 藍華(何かを期待しているのかな?)


 到着した地下世界。
 そこにはアル君の代わりにその上司のアパ爺さん(声:立木文彦)がいました。
 どうやらアルくんは上の階のうどん屋に食事に行ってしまったようです。
 アパ爺さんにはお土産のプリン(もちろん生クリーム乗せ)を渡して上の階へ

 上の階に向かうエレベーターを待つ藍華
 藍華(私は一体何をしに来たんだろう。なんかバカみたい……)
 しかし、藍華は乗るのをやめました。
 藍華「アル君なら、腹ごなし~とか言って階段で来るよね」
 階段を上ることにした藍華。
 しかし地下世界から上がる道のりは短いわけがありません。
 藍華はバテてきました。

 そのとき上の階からアル君が。
 アル「藍華さん、なんでこんなところにいるんですか」
 藍華「いや私は近くを通りかかって、アル君がおかめうどんを食べに言ったって言うからきっと階段で来ると思ったりは……」
 アル「どうしてボクがおかめうどん食べてたこと知ってるんですか?」
 藍華「……アパ爺さんに教えてもらったの」

 アル君はそこでようやく気づいたようで。
 アル「あーっ! 藍華さん髪切ったんですか?」
 藍華「うん、どうよ」
 アル「うんうんうんうんうんうんっ」

 何度も首を縦に振るアル君
 アル君「短いのもお似合いですよ。藍華さん」
 藍華(この一言を聞きたいがために……)
 藍華(私は朝から何をフチフチ思い悩んでいたのだろう……)
 藍華(やっぱり、自分が自分でよくわからない)
 藍華(でも、ちょっぴり嬉しい自分がいたりして)

 そして藍華はいつもの藍華に戻りました。
 藍華「さーてと、帰ろうかな」
 藍華「差し入れはアパ爺さんに渡しておいたから」

 と、すれ違い、階段を上ろうとする藍華に
 アル「そのヘアピンもかわいいですね。とっても良くお似合いですよ」
 藍華「え? そう?」
 アル「ええ」

 藍華はとても嬉しかった。

 藍華(これは小さなヘアピンがくれた魔法なのなのかも……って)
 藍華(灯里じゃあるまいし、恥ずかしいセリフ禁止!


 前回から髪を切った藍華で2本。
 原作では意外と早く切っているのだそうで、灯里のゴンドラ編が終わった後、藍華に焦点を当ててみたということなんでしょうか。
 アリスについては影踏みの回だけかなぁ。もうひとつくらいありそうだけど。

 当然のことですが、これは藍華のモノローグで始まるので、
 ……アイちゃんがいません。
 次回は怪談?

 ※ 関係ありませんがこのエントリで600エントリ目♪ 年内に1000まで行くんだろうか。
ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション
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