ストロベリー・パニック 第25話「円舞曲」

 エトワール静馬も加わって、ダンスの特訓に熱の入る渚砂と玉青。
 しかし、スピカのエトワール候補についてはまだ目処が立たなかった。

 光莉「天音様、いつまでも待っています。思い出してくれるまで……」

 大講堂では静馬も加わってダンスの特訓が続いていた。
 六条生徒会長以下、副会長2人も客席からそれを見ている。
 しかし、基準にはまだ達していないようだ。
 六条「静馬に任せるしかないわ。静馬なら何とかしてくれると思う」

 乗馬部の部室で天音は黄色いスカーフをじっと見ていた。
 何か忘れてはいけない、大切なことがこれに関わっているような気がする。

 夕方になって、温室の世話をしていた静馬を六条生徒会長が訪ねてきた。
 六条「みんな喜んでいたわ。静馬が元気になったって」
 静馬「そう」
 六条「でも私には何かを必死に忘れようとしているようにしか見えないけど?」
 静馬「相変わらず深雪は心配性ね。私なら大丈夫よ」


 そのころ馬場で天音を待っていた光莉は天音が帰ってこないことに気がついた。

 いちご舎では夕食が始まっていた。
 光莉が帰っていないことに気づく渚砂。

 渚砂「静馬様はいつも凛として何もなかったかのように接してくれてるけど……」
 渚砂「私のことは……」

 そこにに玉青がやってくる。
 頼んでいた夜のホール使用をシスターに許可してもらったのだ。

 スピカサイドでは夜々と冬森会長が光莉と天音が帰っていないことであわてていた。
 シスターに門を開けてもらう夜々。
 その騒ぎを、地球温暖化、要が聞きつけた。
 開いた門から冬森会長はスピカまで走るが部屋にも御堂にもいないという。
 冬森「どこに行っちゃったのかしら……」
 夜々「光莉……」


 光莉は森の中をさまよっていた。
 何かに導かれるように進んだ彼女は天音の黄色いスカーフを発見する。
 そして、それを拾うと、スターブライトに乗った天音が現れる。
 天音「ありがとう。見つけてくれたんだね」
 天音「探してたんだ。練習中、風に飛ばされて……」
 天音「私の大事なものだから。誰にもらったかは覚えてないけれど、なぜかとてもかけがえのないものに思えて、ずっと大切にしてたんだ」
 光莉「天音先輩……」


 いちご舎の入り口に座り込む夜々と冬森会長。
 こちらから探して入れ違いになるよりはとにかく待つことにしたようだ。
 そこに地球温暖化がやってくる。
 彼女は2人毛布を渡すと、自分もまた毛布をかぶって座り込んだ。

 冬森「天音さんがエントリーできなければスピカはエトワール選を下りるだけ」
 要「それを聞いて安心した」
 要「代わりのものでは意味がない。彼女でなければ、彼女こそが選ばれし者だから」
 冬森「私、夢を見ていたの。天音さんならわたしの夢を何でも叶えてくれると思った」
 冬森「でもそれは私の夢を勝手に押し付けていただけだったの」
 冬森「なのに、天音さんがあんなことになったのに、私は何もしてあげられない……」
 冬森「こうして帰りをじっと待つしか……そんなことしか……」

 冬森会長は泣いていた。

 乗馬部部室。
 天音は光莉にいちご舎に帰るように言った。
 光莉「天音先輩は?」
 天音「私は朝起きて、スターブライトの世話をしなければならないし」
 光莉「だったら私もいます。いいえ、今夜は帰れといわれても帰りません!」

 結局居座ることになった光莉。
 天音は先ほどのことを思い出した。
 天音「君はどうしてあそこに?」
 光莉「私も探していたんです。天音先輩を」
 天音「私にとっても大事なもの。でも、何も覚えていない……」
 光莉「私、嬉しいんです。天音先輩がそう思ってくれることが、心の奥のどこかで、私と天音先輩が繋がっていることが……」
 光莉「だから……」
 天音「!」

 光莉は泣いていた。天音がその目の涙を拭う。
 天音「泣かないで。私まで泣きたくなってくるから。だから……」
 2人はそのまま同じ方向を向いて黙り込んでしまった。

 外は雪が降り始め……

 光莉が歌い始めた。
 天音「どこでだろう、聞いたことがあるような気がする。この歌声と同じような、天使の歌を」
 それを聞きながら天音の何かが導き出される。
 天音「天使……」
 天音の記憶の中で霧の向こうに待つ人がいる。
 天音はそちらに馬を進め……そこには……

 天音「光莉」
 光莉「? 天音先輩?」

 光莉は天音が記憶を失ってから自分のことを名乗っていなかった。
 その名前が口に出たということは……
 天音は頷いた。
 光莉「天音先輩!」
 光莉は天音に胸に飛び込んだ。

 天音の記憶が戻ったのだ。

 2人はそこで口付けを交わすと……

 朝が来たころには全裸になっていた。
 ※ まぁどこかで大きいキャプあると思うんで見てくださいw
 そして2人で初めて出会ったあの場所に向かう。
 天音「そうだ、僕は光莉と初めて会ったこの場所で思いを伝えようとしたんだ」
 光莉「天音先輩」
 天音「君はこの世の中で一番大切な人だ」
 天音「もう恐れるものは何もない。これからはずっと一緒だ」

 光莉は頷いた。

 いちご舎にも夜の雪が積もり、朝になって3人はひさしのない入り口から東屋の方に移っていた。
 そこにスターブライトに乗った天音と光莉が帰ってくる。
 天音「私の思いを光莉に告げた」
 夜々「じゃあ……」
 光莉「うん」
 冬森「記憶が戻ったのね!」
 夜々「光莉ぃ!」

 夜々が光莉を雪の上に押し倒して喜んだ。
 夜々「よかった光莉、よかった……」

 地球温暖化はいちご舎に戻っていった。入り口では桃実が待っていた。
 要「これで私も天音のことを吹っ切ることができる。ようやく自分の道を歩いていけそうだ」
 要「やり直してくれるな。桃実」

 2人は身体を寄せ合った。

 天音の記憶が戻った件はすぐにいちご舎中に広がり、渚砂たちにも千代を通じて知らされる。
 玉青「よかったですね」
 渚砂「うんっ!」

 
 温室。
 静馬「天音さんと光莉さんが?」
 六条「正式に出馬宣言をしてエトワール選にエントリーしたそうよ」
 静馬「これでこの温室も心置きなく新しいエトワールに引き渡せるわ」


 しかし、ミアトルの候補2人のダンスはまだ完成とはいえなかった。
 エントリーの締め切りは今日。ゆえにこれが最後の練習である。
 静馬「もっとらしさを、あなたらしさを出さないとダメよ」
 静馬は渚砂に手を伸ばした。
 静馬「私が直接教えてあげる」
 渚砂「え?」
 静馬「でも、これが最初で最後よ」
 静馬「だから自信を持って踊りなさい」
 渚砂は静馬の手を取って曲が始まった。
 静馬「私の目をしっかり見つめて……」
 渚砂「はい……」

 ステップが始まる。
 静馬「そして心と心を通わせて楽しく踊るの」
 静馬「そうすれば自然に体が反応して、素敵な微笑みも出るわ」

 
 観客席で見ていた生徒会役員も息を呑んでいた。
 六条「最初は静馬に引っ張られていたけど今は完全に一体化しているわ……」

 ダンスは続く。
 最初で最後のダンスを渚砂は一生懸命楽しんだ。
 静馬「いいわ、渚砂。とても素敵よ」
 愛したことを決して悔やまないために、愛したことをしっかりと刻むために渚砂は踊る。
 玉青「渚砂ちゃん……」
 玉青にはそれを見ていることしかできなかった。

 六条「こんなにも美しくて誇らしげな2人。こんなにも華麗で優雅なダンス……」
 六条「このアストラエアの丘で初めて見たわ」


 曲が終わる。2人の最初で最後のダンスも終わった。
 渚砂「静馬様……」
 静馬「渚砂……」

 生徒会役員も、玉青も拍手を送る。
 静馬「今踊った感じを忘れないことね」
 静馬は今度は玉青に向かってこういった。
 静馬「ダンスは愛よ。愛することの喜びと幸せを全身で表現するものなの」
 静馬「あなたたちならきっとできる」
 玉青「エトワール様……」
 静馬「これでもう教えることは何もないわ。あとは自信を持って踊ることね」
 玉青「ありがとうございます」

 静馬はそのまま舞台を下りていった。

 ミアトルのエトワール選出馬式が行われる。
 玉青「私、涼水玉青と」
 渚砂「私、蒼井渚砂は」
 2人「ミアトルを代表して、エトワール選に出馬することをここに宣言します」

 ミアトルからもエトワール候補が立候補し、エトワール選が始まることになった。

 そして夜、静馬はベッドの上で膝を抱えていた
 六条「これで、私たちの務めは終わり。あとは3月の卒業を待つだけ」
 六条「これでよかった。で、いいのよね。静馬」

 六条生徒会長はそういって静馬の部屋を出た。

 全裸でベッドの上で膝を抱えてる静馬&六条生徒会長という図は、この前日の天音と光莉が契ってたときにもありました。
 でも何かシているような雰囲気は全くなく、それを想起するような(例えば六条生徒会長が服を直すとか)動作も特にありません。
 どうやら静馬は全裸で寝るのがデフォルトのようです。
 しかし、気になりますな。この精神状態。燃え尽きでしょうか。

 あと最終回直前なのに千華留様の出番がなかったことも実況民の批判の的に。
 次回のサンタコスで溜飲を下げられるかどうかに期待。

 スピカ3人組は寒空で雪も降っている中、夜通し待ち続けている間にLove Love!Chuっ Chuっ!lalala Chuっ Chuっ!していたことを知ったら、どう思うんだろうかw
 地球温暖化はあっさり桃実と復縁。というか「やり直してくれるな?」ってもう完全に惚れた弱みは桃実にありですか。

 エトワール選って実際何やるんだろうか。尺的に何もできずにもう冒頭で決まってたりしてw

 ストロベリー・パニック オリジナルドラマCD スピカ編~お姉さまと身体検査~

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